長岡工業高等専門学校

TEL:0258-34-9204
〒 940- 8532
新潟県長岡市西片貝町888番地
大学機関概要
■代表者
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■所属
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機械工学科
■専門分野
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加工学および生産工学関連
■Email
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kaneko@nagaoka-ct.ac.jp
■担当者
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金子健正
大学機関の概要画像
PR
販路
産学
情報
人材
新しい耐熱材料【MAX相セラミックス】
▶️研究内容の特徴
特殊な結晶構造を持ち,片状結晶が積み重なった組織を持つMAX相セラミックスは,一般的なセラミックスであるアルミナと同等以上の機械的特性を持つ上,超硬合金製工具での切削加工も可能です.密度も鋼よりも小さく,高温耐酸化性や耐食性も良好です.電気や熱も良く流れるセラミックスです.耐熱性は高く,高温での耐酸化性は1000℃まで,短時間なら1300℃まで耐えられます.このような優れた特性を有しているため,高温用途における様々な機械部品への適用が期待されています.私たちはMAX相セラミックスの社会実装を目的として,特に加工性・耐酸化性・機械的強度に関する研究を行っています.

▶️技術アピール・マッチングニーズ
MAX相セラミックスは,ドリルによる穴開け,タップによる雌ねじ加工,エンドミル切削など様々な切削加工が可能です.いずれも加工工具は一般的な超硬合金性のものです.また,仕上げ切削加工により,Ra = 0.7μm程度まで可能です.表面に形成される酸化物が保護皮膜として働くため,高温環境下でもほとんど酸化しません.また,加工による機械的性質の変化についても研究しています.切削面や放電加工面の強度と研摩面での強度の間に優位な差が現れません.一般的なセラミックスで求められる鏡面研摩が不要になるため,加工コストが低いセラミックスと言えます.高温用途における様々な機械部品材料として,ぜひご検討ください.
ココがスゴい!
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